自転車用ヘルメットおすすめ7選おしゃれな大人用モデル
2023年4月から努力義務となった自転車用ヘルメット、皆さんは自転車利用時に被っていますか?
ちょっとした転倒でもヘルメットを被っていなければ大きなケガになってしまうかもしれません。
「でもヘルメット着用は面倒だし、なんか野暮ったいイメージ。」
そんなあなたに今回大人が被っても変じゃないおすすめの自転車用ヘルメットを集めてみました。
どうぞご覧ください。
ヘルメットの努力義務化について
以前より13歳未満の子供についてはヘルメットの着用が義務でしたが、2023年4月の法改正により、年齢を問わず自転車を乗る人すべてにヘルメットの着用が努力義務とされました。
これにより企業などでは独自に自転車通勤をする社員にヘルメットの着用を義務付けるという動きもあるようです。
自転車用ヘルメットって本当に必要?
自転車用ヘルメットは本来年齢問わず全ての自転車利用者に必要なものです。
警察庁のデータによれば自転車事故の死亡者の約61%が頭部に致命傷を負っていて、ヘルメット着用の有無での致死率は着用している人と比べ、着用していない人は2.2倍も高いという事が示されています。
この事からも分かるようにヘルメットは必ず着用すべきであると言えます。
自転車用ヘルメットの選び方
自転車ヘルメットの選び方そのポイントを確認していきましょう。
頭のサイズを確認してから選ぼう
あたりまえですが頭のサイズにフィットしたヘルメットでなければなりません。小さければ頭が圧迫され痛くなってしまいます。逆に大きい場合安定しなかったり、衝撃を受けた際に脱落してしまうかもしれません。
正しいサイズを正しく着用すれば、ずれにくいだけでなく”ダサい””野暮ったい”なんて印象を与える事もありません。スポーティなヘルメットはかっこよく、普段使いのヘルメットは私服や街になじんでおしゃれな印象を与えるでしょう。
サイズはSML表記のものや調整ダイヤルが付いていてフレキシブルに調整できるヘルメットもあります。
また海外メーカー製のヘルメットには、アジア系の人に合った形状のアジアンフィットモデルの設定がある場合があります。
通気性を左右するベンチレーション機能
ヘルメット内を空気が流れるように開けられた穴、それベンチレーションです。
空気が流れることにより頭の蒸れを防止することができます。ヘルメットが頭皮に与える影響が気になる人、蒸れの不快感が気になる人はこの点を重視して選ぶと良いでしょう。
軽さと保護性能と価格
軽さと保護性能は基本的に価格と比例しています。高価なモデルほど最先端技術の保護性能と軽さを備えています。
安価なヘルメットの中には保護性能を犠牲に軽量化しているものもあるため注意が必要です。
認証マークは安全の証?
安全規格にも種類があり主なものとして
- SG(製品安全協会)
- JCF(日本自転車競技連盟)
- CE EN1078(欧州)
- CPSC1203(米)
などがあり認証されたヘルメットにはマークが張り付けられています。
あくまで目安ではあるものの明らかに粗悪なヘルメットを見分ける基準となります。
通勤街乗りにおすすめおしゃれな大人用シティモデルヘルメット
ここからはおすすめ自転車用ヘルメットを紹介します。
まずはおしゃれなシティモデルから。
OGK CANVAS-URBAN
大阪に本社を持つ日本企業OGKはエントリーグレードから競技用モデルまで幅広く自転車用ヘルメットを手掛けています。
CANVAS-URBANは街乗りや通勤での利用に適したスタイリッシュなデザインのヘルメットです。
帽子とヘルメットの間のような形、私服やスーツにもなじむデザインで色も10色展開でいろいろ選べます。
後部にはダイヤル式アジャスターと夜間に走る場合も安心の大型リフレクターを装備しています。
ベンチレーションは控えめで、よりベンチレーションを目立たなくしたストリートスタイルのCANVAS-CROSSもラインナップされています。
人気のあるモデルで街で走っているのをたびたび見かけるヘルメットです。
ただサイズ展開が小さめなのは気になる点。
重量 290g サイズ 57-59cm 安全規格 〇(JCF)
クモア レザーバイザー
愛知県のクミカ工業と大阪府の株式会社モート商品デザインの合同プロジェクトブランドクモア、おしゃれなレザーのバイザーが特徴的なクモア レザーバイザーは艶消しの帽体と控えめなベンチレーションに大人で落ち着いた印象を受けます。
天面はハニカム構造になっていて通気性と保護性能を高めており、日本産日本人向けの設計はフィット感良好。
カジュアルで日常になじむおしゃれな丸いデザインのヘルメットです。
あまり見ないモデルなので人と被りたくない人にもおすすめ。
気になる点としては重量が390gと重めな事。
重量 390g サイズ 56-60cm 安全規格 〇(CE)
KASK MOEBIUS
自転車用のみならず、ウィンタースポーツ、登山、建設現場など様々な分野で高品質ヘルメットを供給しているイタリアンブランドKASK。中でもMOEBIUSはカジュアルで街乗りに最適なヘルメットです。
カジュアルウェアやスーツにも合うマット系のカラーバリエーション5色、前頭部に大き目に設けられたベンチレーションもスタイリッシュな形状で空気をできるだけ多く取り入れる構造となっています。
アイウェアの着用にも配慮されており、眼鏡やサングラスとの併用もストレスがありません。
欧州安全規格CEに加えKASK社独自の安全基準WE11に適合。
重量は420gと重いものの交通事故時の保護性能は折り紙付きです。
重量 420g サイズM 52-58cm L 59-62cm 安全規格 〇(CE)
BELL DAILY
1923年にロサンゼルスで創業した総合ヘルメットメーカーBELLは世界で初めて自転車専用ヘルメットを開発した会社でもあります。
BELL DAILYはスポーツモデルヘルメットとシティモデルヘルメットの中間くらいのデザインで充実したベンチレーションと街乗りに合ったデザインの両立を図っています。重量は290gとシティモデルとしては軽めです。軽いためサイクリングにも使いやすいでしょう。
カラーは3色展開、大人っぽいマット系の塗装、快適性もおしゃれさも両方取りたい方におすすめのヘルメットです。
重量 290g サイズ 54-61cm 安全規格(CE)
BELL日本代理店インターテックオンラインストア DAILY
リンプロジェクト カスク レザー
リンプロジェクトは日本の台東区に本社を置くカジュアルサイクルウェアブランドで大人が違和感なくおしゃれに着こなせるウェアを数多く販売しています。
カスクは自転車用ヘルメット普及以前に自転車レースなどで頭部の保護具として着用されていました。ですので厳密にはヘルメットではないのですが、そのクラシックでおしゃれな装いがいまでも人気を集めています。
リンプロジェクトのカスクレザーは火野正平氏が自身の自転車周遊番組で着用している事でも有名です。
ヘルメットと違い小さく折りたためるのも特徴の1つで自転車旅行者などにも愛用されています。そして重量は110gと軽く軽快な着用感、軽いためずれにくいのも特徴。
カラーバリエーションは私服にもスーツにも合わせやすいシックなカラー展開。乗る自転車も選びません。
万全に守ってくれるという訳ではないので、比較的低速で交通量の少ない場所での通勤通学などにおすすめ。走行速度が速い人はヘルメットを選びましょう。
めずらしいものなので人とは違うものを求めている方にもおすすめです。
重量 110g サイズM59cm L61cm 安全規格 N/A(ヘルメットではないため)
快適でかっこいいおすすめスポーツモデルヘルメット
シティモデルヘルメットと比べ通気性、衝撃保護性能、軽さに優れるのスポーツモデルヘルメット、高い通気性のおかげで快適性だけでなく頭皮への影響にも配慮されています。
POC VENTRAL AIR WF MIPS(アジアンフィット)
POCはスウェーデンのプロテクション用具メーカーで世界最高峰の自転車レースUCIワールドツアーなどでヘルメットを供給しています。
VENTRAL AIRはUCIワールドチームEFエデュケーション・イージーポストの選手達も使用するヘルメットで、世界最高レベルの保護性能を備えています。
特に最新の衝撃吸収技術MIPSは事故などで衝撃を受けた際、ヘルメットのライナーとインナーをスライドさせることにより、脳へのダメージを大きく軽減する技術で数ある高級ヘルメット中でも限られたモデルにのみ採用されています。
前方から空気を取り入れるベンチレーションも豊富で涼しくまた特徴的な配置で1目でPOCだとわかるデザインになっています。また空力特性もとても優れていて速く走れば走るほどその恩恵を受けることができるでしょう。(※交通ルールは守りましょう)
カラーラインナップは明るいオレンジ、紺、黒、白を取り揃えています。
日々の通勤通学にも週末サイクリングを楽しむ際にもしっかり守ってくれる使いやすいヘルメットだと思います。
重量 260g サイズS55-58 M59-61 安全規格 〇(JCF)
LAZER TEMPO KC AF(アジアンフィット)
2019年に創業100周年を迎えたベルギーのヘルメットメーカーLAZER、様々なヘルメットを生産供給していますがその中でもTEMPO KC(KinetiCore)は安価ながら最先端の保護技術を備えています。
衝撃保護構造KinetiCoreは発泡スチロールのヘルメット本体内側部分に衝撃で潰れる凸部をいくつも設け、発泡スチロールの構造のみで衝撃を吸収する技術です。このため安価に高い保護性能を備えることに成功しています。
この衝撃保護構造のおかげでバージニア工科大学での衝撃テストでは5点満点中4点の成績をおさめています。
自転車用ヘルメットの努力義務化でとりあえず買う安全で安いヘルメットを探している人におすすめです。カラーも6色展開、車などから見つけやすい明るい色だけでなく黒系も2色取り揃えています。
ワンサイズで54cm-61㎝に対応するためサイズ選びで迷わないのも嬉しいポイント。
重量 260g サイズ59cm-61cm 安全規格 〇(CE)
まとめ
おすすめ自転車用ヘルメットのまとめいかがでしたでしょうか、購入の参考になれば幸いです。
自転車用ヘルメットは努力義務とはいえ被るか被らないかで安全性に大きく差が出ます。
自分だけでなく家族や周りの人のためにも着用して楽しい自転車ライフを送りましょう!